最終更新日:2011年4月7日

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どちらが本当?相反する説

「あの人はこう言うけど、この人は違うことを言う」というのは実生活でもエギングでもあります。ここではこのような、相反する説を紹介します。
このように相反する説が主張されるのは、一つはイカの生態の学術的な研究が進んでいないためだと思います。また、イカも人間と同様、成長の程度や活性等によって行動が異なるためだと思います。各エギンガーの経験則も異なると思われます。どれが本当?はっきりして!と思いたくなりますが、いろいろと試してエギングの深さにどっぷりとハマりながら楽しんではいかがでしょうか。

エギのカラーチェンジの効果

◆カラーチェンジ推進派
上布だけでなく、下地も相当な色があり、何を買ったら良いか迷います。
新色が販売されたときには雑誌等の記事でプロスタッフが「この色が良い時間帯があった」などコメントしますし、DVDでは有名エギンガーが「最近はこの色を愛用しています」、「同じ色を使い続けているとイカがスレるので釣れなくなるためカラーチェンジが必要」など、色の効果をアピールしています。
メーカーのサポートを受けている方が色の効果をアピールして販促活動をするのは当然のことなので全幅の信頼を寄せることはできませんし、次から次へと販売される新色の全てが既存のエギとは異なる効果をイカに及ぼしたり、既存の色よりも高い釣果をもたらすとは思えません。一部の新製品は缶コーヒーと同じ販売戦略かと思われます。

◆カラーチェンジ消極派
一方、エギの色を変えても効果がないと実験により結論付けたのはイカ先生こと富所潤さん。実験結果の詳細は「エギングマガジン4」でご覧ください。
上手な方はどんな色のエギでも釣るのかもしれません。

効果がないとまで言い切らなくても、エギのカラーチェンジよりも優先度の高いことは他にあったり、沈下速度を変えるついでに色を変える程度というスタイルもあります。

◆管理人の考え
管理人の経験では、新子の季節ですが、同じ場所を攻めていて、上布の色を変えた途端にイカがエギについて来たことがあります。また、同じ場所、同じアクションでも、下地の色を変えたら釣れたことがあります。釣れ続けている時でも反応が悪い下地の色もありました。このようなことから、カラーチェンジには効果がある”場合もある”と思います。

そんな管理人ですが、通常は20本以上のエギを釣り場に持ち込んでおり、3〜5投して反応がなければ色を変えています。しかし色を交換するのは入門者でも熟練者でも誰でもできることです。安易にカラーチェンジに頼らず、同じ色でも釣れるように粘り、テクニックを磨きたいと思いますが、現状では、釣れないと、ついエギを交換しています。

アワセのタイミング

アワセのタイミングも、待ってからアワセる考えと即アワセをすべきという考えがあり、戸惑うことがあります。

◆少し待ってからアワセる
アタリがあっても瞬時にアワセるのではなく、ワンテンポ置いてからアワセる考え方です。この時、少しロッドを戻してラインを送り込むという考え方もあるようです。
これは、即アワセでは触腕に掛かることが多く、触腕掛かりではバレたりアワセ切れする恐れが高くなるため、アタリがあっても少し待って、イカがエギをしっかりと抱いてからアワセる方が良いという考え方です。

◆即アワセ
アタリがあれば間髪入れずに即アワセをするというものです。
サイトフィッシングをしていると、イカがエギを持つものの、すぐに離す場合もあります。この、少しだけ持ったときにアワセようとするのが即アワセの考え方で、ショートバイトを逃さないことで釣果を伸ばそうという考え方だと思います。
この場合、触腕掛かりを減らすために、イカがエギに覆いかぶさるように捕獲させる釣り方が理想的ですが…このような抱かせ方はよく分かりません。

管理人は即アワセを”したい”のですが、実際は瞬時には反応できず、ワンテンポ間が空いています。

サイトフィッシングで日陰に誘導して抱かせる

◆日陰に誘導する考え方
日向でのサイトフィッシングでイカがついてくるもののエギを抱かない時に、日陰になっている場所までイカを誘導して抱かせるという考え方があります。これは、夜の方が活性が高くなるというイカの性質を利用しようというものです。

◆否定説
上記のように日向から日陰にイカを誘導すると、エギが日陰に入った瞬間にエギに当たる光量が変わります。イカは白黒で物を視ており、突然シルエットの濃淡が変わるので、日向から日陰または日陰から日向への誘導は良くないという考え方もあります。

◆管理人の考え
暗い場所に誘導するとイカの活性が上がるかは分かりませんが、暗い場所が物陰で人間の姿が見えないなら警戒心が緩むと思います。
暗い場所がカベのある場所なら、カベにベイトを追い詰めたと考えたイカにスイッチが入る可能性もあります。
日向から日陰または日陰から日向への誘導は意識したことはありませんが、活きエサも日向と日陰を出入りするため、それほど神経質になる必要はないように思います。

イカパンチの後処理

「コツン」とイカパンチがあった時の対応も意見が分かれるところです。
◆即アワセ、パニックジャーク
とにかく即アワセをします。イカがエギを抱いていなかった場合には、すぐに高速で数回、不規則なジャークを入れます。
これは、実際に魚がイカパンチを受けたら、驚いて高速で逃げると思われるためです。

◆何もせずに待つ
一方、何もせずに、イカが乗り直すのを待つという考え方もあります。

管理人は吉ア船長の教えに従い、即アワセ、パニックジャーク派です。

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