最終更新日:2011年2月16日

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探る場所を変える

釣れない場合、場所を変えることがあります。身軽な装備で簡単にラン&ガンが可能なのはエギングの利点です。
その場所から角度を変えたり、攻める層を変えるような小さな変え方もあれば、車で移動するような場合もあります。
しかし、移動をせずに粘った方が良い場合もあります。
探る場所の変え方と考え方について説明します。

同じ場所から

◆角度を変える
詳しく説明するまでもないことですが、立ち位置から広範囲に攻めることが出来る場合、様々な角度に投げてみます。
この場合、沖に投げることだけにとらわれる必要はありません。近場の、沈んだテトラに平行するように攻めることもありますし、近くにブレイクラインがあることもあります。
また、攻めて反応がなかった場所も、数m移動して角度を変えてエギのトレースラインを変えれば反応がある場合もあります。図の、イカが障害物からあまり離れない状況の場合、灰色の線ではイカは反応せず、黒色の線ではエギが障害物に沿って攻める時間が長いため、その間に抱くとします。エサを追い詰めやすい、または捕獲しやすいトレースコースというのもあるのかもしれません。

◆層を変える
底を取るのはエギングの基本ですが、絶対ではありません。イカが表層に浮いている場合もあります。底が冷たく中層の方が温かい場合もあり、底では反応が鈍い場合もあります。
逆に、図のようにイカが底にべったりついていて、表層や中層では反応がない場合もあります。

ある程度水深がある場所では、表層、中層、底と分けて攻めたり、底から次第にフォール時間を短くしてエギを浮かしながら攻めたり、逆に最初は中層を攻めつつ、フォール時間を長めにして次第に底を探るような攻め方もあります。
管理人は大抵、朝一番の数投は表層を角度を変えながら手早く探り、それからじっくりと中層以下を攻めています。

数歩移動する

◆角度を変えるため
先ほども説明しましたが、同じポイントでも角度を変えて攻めれば反応が変わることがあります。また、藻やシモリ等、角度を変えることで攻めやすくなる場合ができることがあります。
このため、ちょっとだけ移動して既に攻めた場所を攻め直します。

◆藻やシモリがある

数歩移動した正面に藻やシモリ等のポイントがある場合があります。海中が見えれば一目瞭然ですが、分からない場合は少しずつ移動しながら攻めてみます。
実際に、数m移動しただけで釣れなくなったり、釣れるようになることもあります

少し移動する

◆条件の異なる場所を探るため
堤防の付け根から折れ目へ、折れ目から先端等へ移動したり、地磯で数分移動しながら攻めるものです。
堤防の例では、付け根=シャローでやる気のあるイカを探し、折れ目=潮のヨレを攻めて、先端=潮通しが最も良く水深のある場所という、異なる状況を攻めてみるものです。
地磯の例では、同様にシャローエリアを攻めて、少し歩いてシャローからディープエリアにつながるブレイクラインを攻めて、少し歩いてシモリを攻めて、少し歩いてディープエリアを攻めることが考えられます。
このように、移動することで異なる状況の場所を探し、あるいはピンポイントでイカの付き場を攻めていくものです。

◆悪条件の場所から逃げるため
横風や向かい風だったり、潮の流れが急だったり横潮の場所ではエギングが難しくなります。少しの移動で風裏になったり、払い出しの潮など、釣りやすい状況になることもあるため、悪条件の場所から逃げるため、少し移動することがあります。

大きく移動する

◆イカの気配が感じられない
潮止まりなのか、青物やイルカが回遊したのか、急激な水温の変化があったのか、エギにスレているのか原因は分かりませんが、様々な手を尽くして攻めても追尾するイカもいなければ、アタリも全くない場合もあります。
このような場合、その場所に見切りをつけて、車で大きく移動します。
なお、その時にイカの気配がなくても、マズメや潮が動くと釣れる場合もあるので、良さそうなポイントに目星を付けて、後から攻め直すこともあります。

◆活性の高いイカだけで良いのでテンポ良く探りたい

大きくラン&ガンしながら、その場所にいる活性の高いイカだけで良いので釣って、粘らずに次の場所に移動して、そこでも活性の高いイカだけを狙うことを意図した移動です。

◆悪条件の場所から逃げるため

向かい風などで、小移動では対応できないときに大きく移動する場合があります。
特に、潮が濁っている場所は、その一帯が濁っているため少しの移動ではあまり状況が変わらない場合があります。水温が低下した場合も同様です。このような場合は大きく移動すべきと思われます。

なお、激戦区では大きく移動した先に人が一杯ということもあるようで、一ヶ所で粘った方が良い場合もあるので注意してください。

移動しない場合

◆回遊待ちの場合
ポイントに居着いているイカを狙う場合もあれば、回遊しているイカを狙う場合もあります。
管理人はあまり回遊待ちの釣り方をしないので、詳しくはリンク先をご覧ください。

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