最終更新日:2011年5月23日

日微前進トップ

アオリイカの生態

道具をそろえよう

海に行こう

釣ってみよう

こんな時は

書籍・DVD

リンク

コラム

技の名のついたシャクリ

定義の混乱

どちらが本当?相反する説

憧れの風切音−音のはなし−

極小エギの光と影

エギで釣れる外道

動かすのはロッド?エギ?

底にこだわらない

歌ってシャクれるエギンガー

アタリとアワセ

初心者にとってイカのアタリは分かりづらく、「シャクったらイカが乗っていた」ということが多いのですが、アタリが分かれば釣果も楽しさも増えます。分からなくても努力していれば、いずれ分かるようになります。ここでは、様々なイカのアタリとアワセ方について説明します。

アタリの伝わり方

海中のエギにイカが触ると、エギ、海中のライン、海面に浮かぶライン、空中にあるライン、ロッド、手元の順番に力が伝わります。ラインを張っている、または張り気味の場合は手元までアタリが伝わりますが、フリーフォールのようにラインにテンションをかけていないと手元までアタリが伝わることはありません。
ラインの状態によってどのようなアタリの出方があり、どこに注意を払うべきか説明します。

ラインテンションがかかっている場合

ラインにテンションをかけている場合のアタリの出方です。
イカがエギを抱いて沖に向かって逃げた場合はラインが走るだけでなくロッドまで引かれます。(余談ですが、イカがエギを抱いた瞬間に何らかの変化が出るはずで、引っ張られるまで気付かないのはアタリが取れていないという考え方もあります。)
一方、イカがエギを抱いてその場で動かない場合、ラインにテンションをかけていたエギの重みが抜けるためテンションも抜けて、着底と同様、ラインがたるみます。
イカがエギに強く衝撃を与えて抱いた場合、ラインが弾かれるような動きをすることがあります。
要するに、ラインの動きに違和感があるように思えたら、片っ端から合わせてください。実際はアタリではなくてもシャクることになるので誘いになります。
なお、突然「コツン」と衝撃が来る場合があります。イカが触腕でエギにちょっかいを出しており、「イカパンチ」と呼んでいます。魚がつついた場合もあります。

◆センサーを好感度、複数にする

ロッドを持っていない側の指を張り気味のラインにかけて、ラインから伝わる感触を逃さないようにする方法もあります。どの指をラインにかけるかは、人それぞれで指の感度が異なります。手の甲を上向きにするか、下向きにするかなど、どのようにラインに指をかけるかもロッドの構え方等によってやりやすさが異なるので人それぞれです。

また、リールフットを指で挟まない持ち方にしたり、リールシートが短いロッドでは、ロッドを持つ手の人指し指をロッドのブランクに触れることで、より、感度を高くする方法もあります。ただし、持ち方を変えると重心が変わってアクションがしづらくなったり、リールのベイルが指に当たる場合もあるので注意が必要です。

ラインテンションがかかっていない場合

フリーフォールのようにラインにテンションがかかっていない場合、沈んでいくラインが止まったり、引き込まれる速度が速くなったときがアタリです。ラインが海中に沈む接点よりも、少し海側を見ていると、たわんだり、真っすぐになったり、接点がズレる等の変化が生じるそうです。他にもアタリがあるようですが、管理人はフリーフォールでアタリを取るのが苦手です。正直、あまり自信がありませんので、以下の知恵袋の回答を参考にしてください。


アワセ

◆即アワセと一息待ってのアワセ
エギングは人によって様々なスタイルがありますが、アワセも同様です。アタリがあれば即アワセが良いという意見もあれば、イカがエギをきちんと抱くまで少し待つという意見もあります。管理人は、即アワセを意識しています。
サイトフィッシングをしていると分かりますが、イカがエギを抱いたと思ったらすぐに離す場合があります。イカが見えない状況でも、このショートバイトで乗せることができれば、確実に釣果はアップすると思われます。このため、即アワセをしています。

◆アワセ方
アワセ方も人それぞれです。ガツンとロッドを思い切り立ててアワセる方法もあれば、そっとロッドを立てる程度もあるし、一瞬穂先を下ろして糸ふけをつくり、それを弾くようなアワセ方もあります。軽くラインテンションを張って利きアワセをして重みがあれば本アワセをする方法もあります。
これらはイカのサイズやロッドの硬さによって異なります。子イカなら身切れのおそれがあるので、硬いロッドでガツンと合わせると触腕だけがエギについてくる惨事が想像されます。一方、足が硬く、エギを抱く力も強い親イカシーズン、柔らかいロッドで軽くアワセてもエギのカンナはイカに刺さらず、いずれイカがエギを離して逃げられます。
ドラグをゆるめて身切れがしないようにすることも出来ますが、ドラグをゆるめることで、せっかくほとんど伸びないため力の伝達の良いPEの利点を失い、アクションの力がエギに伝わらず逃げ、エギの動作が鈍くなります。身切れ防止はドラグではなく、アワセの動作で行うべきと管理人は考えています。

◆イカが乗ったら

イカが乗ったら、ロッドを立てて弾力を利かせながら、テンション保って一定速度でリールを巻きます。エギにはカエシがないので、テンションを緩めるとバレることがあります。
大物の場合、ロッドを立てたままでひたすら巻くのは大変です。ポンピングのようにロッドの弾力でイカを寄せて、テンションが絶対に抜けないようにロッドを戻しながらリールを巻くと楽です。
ドラグが鳴っている間はリールを巻いているつもりでもラインが出て行くだけですので、ドラグ音を楽しみながら、いずれ姿を現す大物に思いを馳せてください。
なお、底が荒い場所や海草が多い場所では、ロッドを横に倒して海面との角度を少なくし、早くイカを浮かしましょう。イカは魚とは違って横には走りませんが、ロッドを立てているとジェット噴射で逃げて海草帯にもぐったり、根に摺れてラインブレイクするおそれがあります。

取り込み

◆イカ墨攻撃に注意
無事にイカが寄ってきても、安心してはいけません。最後の抵抗−イカ墨攻撃−に襲われる可能性があります。幸い、アオリイカはコウイカとは異なり回転しながらスミを吐くことはありませんので、墨を避けることもできます。避け切れない場合がありますので、ウェアは汚れても良いものを着てください。
足元で墨を吐かすと取りこんだときに墨を吐かないと言われます。これは、イカが体内にためている海水を吐かせたらそれ以上は吐く水がないということです。足元で海水を吐かせるため、イカを上下させて海の中に入れたり出したりしたら、いつまでも墨を吐きますし、バラすおそれがあります。イカは体内にある墨の原液を海水で薄めて吐くので、墨を吐き続けて出なくなることはありません。

◆500g以上のイカは

概ね、500g以上のイカの場合はギャフやタモを使って取りこんだ方が無難です。ロッドティップが折れるおそれがあります。
ギャフやタモがない場合、ラインをもって抜きあげて、運が良ければラインも切れず、(カンナのかかりどころが良ければ)イカも身切れせず取りこめます。
または、手でイカをつかむことができる場所まで誘導して取りこむこともあります。この場合、一番確実なのはイカの眉間あたりを鷲づかみします。(イカは海面にいますので、エギを持ったら足を絡み付かせてきて気持ち悪い思いをすることがあります。)
友人に協力してもらい、エギをイカに引っ掛けて、複数で持ち上げる方法もありますが、友人のロッドが折れた場合のことを想定すると、最終手段です。

◆ギャフ、タモの使い方

作成中です。もうしばらくお待ちください。

このページのトップへ戻る


『エギング日々前進』について写真素材・挿絵について|サイトの内容について
inserted by FC2 system