最終更新日:2011年2月1日

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エギの交換

釣れなくても、その場所を見切るには早いです。エギを交換すると同じ場所でもイカが釣れたり、エギについてくる場合があります。
エギの交換はイカだけではなくエギンガーの気分転換にもなり、集中力の回復にも役立ちます。
ここではエギの交換(エギのローテーションとも言います)について説明します。

交換するタイミング

◆釣れないとき
そこにイカがいるにも関わらず釣れなかったり、エギを追尾しても抱くまで活性が上がらないときはエギの何かがイカのニーズ(?)に合っていない可能性があります。このような時にエギを交換すると反応が変わる場合があります。良くなる場合もあれば、さらに駄目になる場合もあります。

◆釣れなくなったとき

イカが釣れても後が続かないときがあり、エギを交換すると再び釣れることがあります。
これは、イカが同じエギを見飽きた(スレた)たため、エギの交換により反応が良くなった可能性があります。
または、イカも人間と同様好き嫌いがあって、交換する前のエギに反応が良かったイカが釣られたため反応がなくなり、エギを交換したらそのエギを好むイカが反応するようになったという見方もあります。
実はエギの交換で効果があったのではなく、ある程度イカの活性が上がったところでエギを交換したところ釣れただけかもしれません。

釣れているときに
連続で釣れているときこそ、敢えて違うタイプのエギを使ってみて反応を試すことがあります。
どんな色でも釣れるのか、特定の色には反応が悪いのか、重さを変えるとどうなるか等々。その結果は、釣り方の引き出しを増やしてくれるはずです。
好きなエギに華を持たせるチャンスだったり、いま一つ信頼できないエギをチェックするチャンスでもあります。

カラーチェンジ

イカは色盲で白黒で物を見ているそうです。色を変えると、人間の見た目ほどイカにとっては大きくは変わらないのでしょうが、濃淡は変わります。その結果、イカの反応が変わることを狙います。
写真をモノクロにしてみました。アオリイカにはこんな感じに見えるのでしょうか。下地が赤のエギ(上から2番目)はシルエットがはっきりします。

アオリイカはフォールのときに背中からエギを襲うことが多いので背中の写真もモノクロにして比較してみました。人間にとっては地味な色の方がモノクロでははっきり見えるようです。
エギマル(右から3番目)のシンプルなラインは、上から見ても横から見てもさりげなくアピールするようです。
黒地に白色の杉柄はハイアピールです。

こららの微妙な灰色の濃淡の違いは、どこまでアオリイカに影響を及ぼすのでしょうか。

ついでに、下側から見たエギもモノクロにしてみました。イカは下からエギに抱きつくこともありますので。

もっとも、これらの写真は全て静止画です。実際はエギは動いているので、動いた状態でどのようにアピールするのかは動画をモノクロ化しないと分かりません。

なお、カラーチェンジには効果がないという意見もあります。
管理人の経験では、サイトフィッシングで同じ色を使い続けたところイカが寄らなくなりましたが、色を変えた途端にイカがついてきて、それを使い続けると、またイカが寄らなくなり、色を変えるとイカがついてきたことがあります。イカの成長度やその時々の活性等により、カラーチェンジの効果の有無や影響の大小は異なるのかもしれません。

上布のカラーチェンジ
一般的によく知られているものです。オレンジやピンクのような派手な色から、青や緑のような地味な色に大きく変える方法があります。一方、大きくは変えずに、同系色の色だったり、上布の色または下地の色だけを変える等、少しずつ変えて反応を見る方法もあります。
色にこだわるのが苦痛ではない方は徹底的に色を追究すると面白いでしょうが、そうでない方はあまり色にこだわらなくても構いません。色以外にもこだわるべき事柄は多くあります。
上布はエギンガーにとってエギの見やすさに関わります。サイトフィッシング主体なら派手な色を中心にして、主に見えない場所攻めるなら地味な色を選択しつつエギをローテーションするという、人間主体の考え方もあります。
なお、上布のカラーチェンジに効果がある立場でも、色の法則について様々な考え方はありますが定説はないようです。しかし、ご当地アタリカラーや、イカの状態によるアタリカラーはあるようです。

下地のカラーチェンジ
上布ほどカラーバリエーションが豊富ではないので、あまり悩まず、シンプルに交換できます。
入門者の方が上布のカラーチェンジを中心にエギをそろえようとしたら相当数のエギが必要ですが、下地のカラーチェンジを中心としたら、金、虹、赤の3本程度で足ります。

サイズチェンジ

エギの大きさを変えるエギの交換です。
小さなイカは大きなエギを恐れて抱かない場合があります。または、大きなエギは沈下速度が速いため抱くのを諦める場合があります。抱きたくても抱けず、イカがうずうずしている状態でエギのサイズを小さくすると、恐れない大きさになったり、沈下速度が遅くなることでイカがエギを抱きやすくなることを狙います。
とりあえず大きなエギを目立たせてイカに見つけさせ、それからイカを乗せるためのサイズのエギに交換するという方法もあります。
一方、大きなエギに交換する場合ですが、十分に成長したイカは効率良く捕食するために小さな魚ではなく大きな魚を狙うようです。小さなエギでは反応がないときに、より大きなエギに交換する場合があります。

沈下速度のチェンジ

沈下速度が異なるエギに交換します。一般的にはサイズチェンジの狙いと同様、重たいエギから軽いエギにチェンジして、沈下速度が速すぎて抱けないイカも抱けるようにします。
一方、沈下速度が速い方が反応が良い場合もあるため、重たいエギにチェンジすることもあります。
色の交換よりも、主に沈下速度の変化で攻めている方もいます。

エギのタイプのチェンジ

エギにはそれぞれ特徴があり、その特徴を活かして釣果に結びつけようとするものです。メーカーのサポートを受けている人には提唱できません。
例えば、
・ダートが得意なエギからシャクリに特化したエギ王JPなどにチェンジ。
・スラックジャークで底を攻めるときは、スラックジャークにに特化した餌木番長。攻め方を変えるときに別のエギにチェンジ。
・無音のエギからラトル入りのエギにチェンジ。
・ダートのキレがありすぎるエギから、動きがソフトなエギにチェンジ。
・ノーマルなエギからフリーフォールで乗せることをウリにした餌木猿等にチェンジ。
・自分にとって切り札となるエギを投入。これで釣れなかったら、この場所で自分に釣れるイカはいないものとして諦めがつく。

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