最終更新日:2011年2月1日

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秋−入門シーズン−

アオリイカの一生で説明したように、新子は初秋に、ようやく2.0号程度のエギを抱ける大きさに成長します。個体数が多く、警戒心も弱いこの時期は入門には最適です。短時間で多くのイカを釣ることもでき、楽しめるだけではなく、基本的な動作を身につけ、サイトフィッシングによりイカとエギの動きを見て学ぶことはその後の釣りの上達に大変役立ちます。この時期は、港やワンドの奥など波が強くなく、回遊魚など捕食者があまり入り込まない場所がポイントとなります。
島根県では8月の最終には1.8〜2.0号のエギでエギングをすることができます。
なお、この時期のエギングは、入門者の方だけに限定したいものです。入門者の方も際限なく釣るのではなく、1日10杯までなど線引きをして練習していただきたいことです。この時期の警戒心が弱いイカは、大量に釣ることができます。皆がそうしたら、イカは激減します。

イカの成長は早く、1潮、1週ごとに成長を感じることができます。最初は2.0号程度を使っていても、すぐに2.5号や3.0号のエギを抱くサイズに成長します。
10月以降は本格的なエギングシーズンです。イカは200〜300グラムに成長しており、3.0号以上のエギを中心に使用します。
晩秋には1キロ以上のイカ(「キロアップ」といいます)が釣れることもあります。
数釣りが楽しめる秋イカシーズンですが、シーズンが進むにつれ個体数が減り、警戒心も強くなるため、次第に釣れる数は少なくなりますが、型は良くなります。

なお、秋イカシーズンの良否は夏の気温に左右されます。猛暑の夏は水温が高く、イカの孵化も成長も早くなるため、早い時期から釣れるようになります。近年では2010年の「今年の漢字」は「暑」でしたが恵まれた秋でした。
一方、2009年の夏は冷夏だったのですが、秋イカの釣果は芳しくありませんでした。

冬の間に深場にいたイカは海水温の上昇に伴い産卵のため、浅場に接岸してきます。このイカをエギングで狙いますが、春のイカは秋のような数釣りは期待できません。個体数が少ない上に警戒心も強くなっています。「交通事故的に釣れる」と言われることもあるように1日中頑張ってもボウズということもあります。


なお、2010年の春は気温が上がらず、海水温の上昇は平年より2週間も遅い年で、春イカの釣果は例年より悪かったようです。

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