最終更新日:2011年2月16日

天気、潮の条件

天気

◆雨でも
雨でもイカは釣れます。雨の方が人は少なく、雨音でイカの警戒心が薄れるという考え方もあります。ただし、イカは目でエサを追うので、河川から濁った水が流れ込んだ場所でのエギングは難しくなります。
また、アオリイカは真水を嫌うという考え方があります。河口で釣れることもあるので、真水を嫌うのかエサを追っての食欲が勝るのか分かりません。少なくとも急激な環境変化は活性を下げると思われますので、大量に雨が降ったり、河川から水が流れ込んだ場合は水深のある場所や底を攻めてください。

人が多い場所では、降雨時の人が少ない時は狙いの場所でエギングをするチャンスになります。

なお、濡れたテトラは非常に滑りやすいため、テトラで釣るのは止めた方が良いです。

◆天気よりも厄介なのは強風
どの天気でもエギングは可能ですが、風には大きな影響を受けます。向かい風だとエギの飛距離が落ちますし、横風だとラインが流されて、エギのフォール姿勢も安定せず釣果に悪影響を及ぼします。
追い風がベストとは言いますが、どの風でも強すぎるとロッドが風であおられるため操作がしづらくなり、繊細なアタリがとりにくくなります。
また、強風の場合で、風の強さが一定でない時は、フォール時にロッドがぶれます。また、ラインも振られます。このため、フリーフォール以外しか使えません。
このように、天気よりも風の方が厄介です。

◆ちょっとした変化を見逃さない
ちょっとした天気の変化でイカの活性が変わることがあるそうです。晴れていた場所が曇って光量が変わったり、通り雨が降ったり。
上手な人は、そのようなわずかな変化をとらえながら釣りをしているそうです。
管理人は気付いていないだけなのかは分かりませんが、ちょっとした変化の時に喰いが立ったという経験はありません。

◆大潮?小潮?
潮とイカの活性については諸説あります。大潮が良いという意見もあれば、長い時間潮が動く長潮が良いという意見もあります。
どの潮にしても潮どまりはイカの活性が下がります。ただし、潮どまりの時間でも全ての場所で潮が止まっているのではなく、底や狭くなっている場所などをタイトに探っていけばわずかに潮が動いており、反応があるようです。
単純に潮が動けば良いということではなく、大潮では流れが速すぎてエギの操作が難しくなる場合もあります。

◆潮が流れる向き

どんな潮でも、払い出しの流れにエギを乗せるのが理想的です。エギを沖に引っ張ってくれるため、フォール時にエギの姿勢が安定します。アクションやフォールでエギが手前に寄りにくくなり、攻める回数が増えます。また、ラインテンションをかけやすくなりアタリが分かりやすくなります。
フォールの時にテンションをかけるとエギがいつもより重たく感じる場所が払い出しの潮が流れている場所です。普段から同じ道具、同じエギの号数を使って基本的な感覚を養っていると、より分かりやすくなります。

◆戻れなくならないように気を付けて
特に大潮の時に地磯でエギングする場合、先端や離れ磯に行っている間に潮が満ちて戻れなくなることがないように気を付けてください。
干満の差だけならまだしも、天気の急変による波が重なって恐ろしい思いをする場合もあります。潮が満ちてくる時間は、常に「撤収」の二文字を頭の片隅に置いてください。

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