最終更新日:2012年9月21日

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初秋(新子)のポイント

新子と言っても人によって様々な捉え方があると思いますので、概ね胴長が15cm未満のイカとします。島根では秋のエギングシーズンとなる初期8月下旬から9月中旬頃までの間に主に釣れる小さなイカです。
このようなイカを狙うポイントについて説明します。

新子の特徴

最初に、このような新子の特徴を説明します。
◆食べたり食べられたり
新子は、他の魚やエビを食べる捕食者であると同時に、他の魚からも食べられる被捕食者なので、身を隠すことが出来る場所の近くにいます。
被捕食者が身を隠す場所はシモリや海藻だったり、スリットなどです。要するに障害物の周辺にいて、危険を感じた時には逃げこむ必要があります。

◆遊泳力がない
新子は遊泳力がありません。潮の流れの速い場所やサラシ、あるいは深い場所は苦手のようで、あまり釣れません。また、波が高いのも苦手なのか、このような日は波が穏やかな場所に避難してたまっていることを目にすることがあります。
なお、全く潮が入らない場所はベイトも少ないので、イカもあまりいないようです。

新子のポイント

以上、新子の特徴を説明しました。このように、キーワードは「身を隠せる障害物」、「本流ではなく、流れがゆるやかな場所」、「深い場所よりも浅い場所」です。

初秋の間は、管理人は以下のような場所でエギングをしています。
◆キス釣りにならない砂浜
キス釣りのポイントに隣接して、海藻が多く、キス釣りが出来ないような場所もあります。
このように、波が穏やかな時は底が見えるような砂地にある海藻にイカがついています。海藻に引っかからないよう、海藻の上や間にエギを通します。

◆砂浜の中にあるちょっとした岩場
だらだらと砂浜が続く中で、ちょっとした岩場がある場所はあまりエギンガーが来ないので狙い目です。岩の上に上がることが出来れば、なお良しです。海中の様子を見やすくなるので、海藻の場所などが分かり、攻めやすくなります。




















◆小物しか期待できなさそうな小磯
浅く、小規模な磯場も新子のポイントです。なお、時々、このような場所にクロックスで来るエギンガーがいますが、クロックスで濡れた場所を歩くと滑りやすく、怪我や道具の破損の原因になるので、絶対にやめた方が良いです。




















◆数メートル程度のスリット
磯で、ちょっとしたスリットや、小さなプールのように岩に囲まれ、エギを遠投しにくい場所もあります。このような場所にもイカがいます。フルキャストばかりが攻めではありません。近距離でもイカがいる場所を攻めることで釣果と経験につながります。わずか数m程度のキャストであっても、エギを投げてみます。短時間の攻めになりますが、短時間で結果が分かります。


下の写真の、左側の小さなスリットは、幅5m程度です。


















三方を岩に囲まれたこのような場所はイカがベイトを追い詰めやすいためか、イカの活性が高い場合が多いようです。
なお、このような狭い場所は周囲からイカを集めることが出来ません。また、一度イカを釣ると、墨が流れにくいのでイカを警戒させてしまいます。あまり連続して釣れることはないので、執拗に攻めることはありません。行きがけの駄賃程度に攻めます。

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