最終更新日:2011年2月1日

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ライントラブル

PEラインの取り扱いや道具に慣れないうちは、キャスト時にラインが切れたり、シャクっているとラインにコブができるなどのトラブルが発生して困ることがあります。
ライントラブルが頻発するとエギングに集中できなかったり、おそるおそるエギングをすることになります。また、高価なPEラインの損失はもったいないことです。ここではライントラブルと対処方法についてご説明します。

ラインが切れる

◆PEとリーダーの結び目が切れる
管理人には経験がありませんが、キャストした時やシャクった時に、このようなトラブルが発生することがあるそうです。原因はノットの強度不足が考えられます。結んだあとに、PEとリーダーの両方をしっかりと引っ張って締め込んでください。特にFGノットでは、きちんと編み込まなければ簡単にすっぽ抜けます。なお、PEは摩擦や熱には弱いので、唾でしっかりと湿らしてください。
結び目をガイドより内側に入れてキャストすると、キャスト時に結び目がガイドを通り抜ける衝撃で結び目にダメージが蓄積して切れる場合もあるそうです。
なお、管理人はノーネームノットですが、どちらのトラブルも発生していません。

◆PEが簡単に切れる

PEは擦れには非常に弱いため、ガイドやリールのベール、スプール、ラインローラーに傷があってPEに傷が加ると簡単に切れます。(管理人のリールのスプールのエッジには傷がありますが、今のところ、トラブルは起きていません)
また、上記で傷が出来たり、岩やテトラの角等で傷ができた状態で強くシャクると切れる場合もあります。
なお、「PEの飛距離、強度、直径をそのままにナイロンの使いやすさを実現」したというデュエルのスーパースムースPEというラインがあります。値段も安く、PEよりもコシがあって入門者には使いやすそうですが、下記リンク先では切れやすいようです。管理人は旧タイプのスムースPEを使いましたが、何の前触れもなく突然切れました。

ラインにコブができる

◆キャストした時にコブができる
ラインがたるんだ状態でリールに巻いていると、キャストしたときにたるみも一気に放出されてコブができたりラインが絡まる場合があります。特にエギングは、アクションをしながらリールを巻くことがあり、慣れないうちはラインにテンションがかからずに巻き取ることが多くなります。リールを巻く速度やアクションの後のロッド操作に慣れて、できるだけテンションをかけてラインを巻くように努力してください。なお、巻き取ったラインがリールで輪っかを作ってはみ出していたら、ドラグをゆるめてラインを引っ張って、輪っかをなくしてください。
スピニングリール特有の、巻いたときに生じるラインのヨレがトラブルの原因になることもあるようです。5投に1投程度はメタルジグや3.5号以上の重たいエギ(ラインアイが回転して、ヨレを取ることができるもの)を遠投して、ただ巻きすることでヨレを解消できます。
管理人も最初はこのトラブルに悩まされました。小さなエギを使っていたこともあり、ラインテンションがかかっていなかったと思います。また、リールも下位機種だったため糸ヨレもあったはずです。さらに、PEも安物でした。重たいエギを投げてのただ巻きを怠れば、すぐにコブができていました。

◆コブをほどく
無理に引っ張るとコブが硬くなります。可能なら、そっとほどいてください。
針を持参してほどく方法もありますがPEにダメージが残る可能性があります。
どうしてもほどけなければ、唾などでしっかりと湿らせて、一気に引っ張るとほどけることがあります。ほどけずに切れる場合もあります。
なお、ほどいている最中、エギが海中にあると潮で流されて根掛する場合があります。エギを岸にあげていても、PEが風に流されて絡むおそれもあります。空の糸まきを持参して、余分なPEを巻き取った状態でコブの処理をしてください。

◆コブの部分は切れやすい

コブの部分のPEラインの強度はガタ落ちしています。根掛からの回収やシャクリ等で強いラインテンションを加えると、そこでPEが切れることがあります。ロストするエギの値段と、コブからカットしたPEの値段を比較すると、通常はエギの値段の方が高額ですので、コブからカットしてください。なお。安エギを使っている方は、あまり気にする必要はありません。ライン強度がどの程度弱くなっているかを確認するために、敢えてコブがある状態で安エギで続けるというチャレンジもあると思います。
また、強いテンションを加えないシャクリ方や、ドラグを緩めにしてごまかして釣り続けるという方法もありますが、本来のスタイルを崩すことになりますし、いつかは突然切れることを覚悟してください。

ライントラブルを減らす道具

◆良いリール
管理人のわずかな経験ですが、安価なリールはライントラブルも多かったです。
長期的に考えるとPEの買い換え費用が積み重なれば、そこそこのリールを買うことができたと後悔することになります。もっとも、エギングを始めた当初、どこまでエギングにのめりこむか分からないとは思います。
 巻きすぎない

◆コーティング剤

「PEにシュッ」などのラインコーティング剤もライントラブルを減らします。トラブルの減少による損失の防止とコーティング材の購入費用を比較して、コーティング剤を購入するか検討することになります。使用しているPE、リール、エギングのスタイルによってライントラブルの出来やすさは異なると思いますので、一般論で購入すべきとは断言できません。皆さんがそれぞれ、お考えください。

カットしたPEの再利用

◆PEとPEを結ぶ
カットしたPEはもったいないので、結びなおして使いたくなりますが、PEはコブや結び目での強度は弱くなります。安エギを使っている方や、モノは試しでチャレンジするという考え方もあると思いますが、通常はPEとPEの直結はしません。管理人はPEとPEをノーネームノットで結びましたが、根掛からの回収で力を加えたとき、結束部で切れました。ということは、PEとリーダーの結束部よりも強度が弱いようです。

◆各種結束の練習と比較
最も現実的で有効な再利用方法だと思われます。最強クラスの強度を誇るノーネームノットやFGノットも、結び方を誤れば本来の強度にはなりません。また、結束にかかる時間を短くしなければ時合を逃すこともあります。このため、結束の練習に再利用します。
または、習得していない結び方にチャレンジしたり、各種ノットの強度を比較するための再利用も考えられます。
強度が弱いとされる電車結びも、結ぶ回数で強度が変わると思います。

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YAHOO知恵袋(釣りカテゴリー)での質問と回答

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