最終更新日:2011年5月29日

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風、波などの条件が悪い

無風で波がないというのがエギングで最高の条件ですが、このような恵まれた日ばかりではありません。サンデーアングラーにとって、気象条件を選んで釣りに行くことは困難です。悪条件でも気象条件に合わせた釣り方をする必要があります。
ここでは、風が強かったり、波が高かったり、潮の流れが悪い場合の対処方法について説明します。

風が強い

◆追い風になる位置で
風がある場合、エギングでは追い風にするのがベストです。エギの飛距離が伸びますし、ラインがロッドにからみにくくなります。
追い風になる位置取りが出来ない場合は向かい風にします。飛距離は落ちますが横風よりはマシです。
ただし、強い追い風は注意が必要です。ラインが空中であおられて、沖向きに沈下する場合があります。そしてラインが張った瞬間に、エギは180°ターンし、後ろからついてきたイカの方を向いて沈み始める…。イカも驚くことでしょう。

◆横風
横風は、ラインが風に流されてラインスラックが出来やすくなるためアクションが難しくなります。また、アクションをする都度ラインスラックができます。エギングでの基本と言える、エギと自分を直線状に保つことが難しくなり、アタリも取りにくくなります。さらに、ラインが横にあおられるとエギのフォールも流されたり不安定になり、イカがエギを抱きにくくなります。管理人は風速10m以上の場所でロッドを出したことがありますが、ロッドが風にあおられて重みを感じるほど曲がり、エギングになりませんでした。
このように横風はエギングには不向きです。まだ、向かい風の方が飛距離は落ちますがマシです。
ただし、熟練者は横風を利用して、シモリ等の裏側から横にかけて攻めることも可能なようです。(管理人にはできません)

人が少なければ、投げやすい場所(飛距離が稼げる場所や狙いの場所に投げやすい場所)から、風の影響を受けにくかったり、風向きが変わる場所に移動して釣りをする方法もあります。

このような対応でも、どうしても風の影響で釣りにならなければ、風裏になる場所を探して大移動をします。

◆キャストでは
通常のキャストよりもタラシを短くして、低い弾道で投げます。弾道が高いと宙にあるラインが風で流されて、余計なラインスラックが出来てしまいます。
それでもラインスラックが出るので、着水後にラインスラックを回収します。
ディープタイプのエギを使う方法もあります。

◆空気中にあるラインを減らす
風の影響を受けるのは空気中にあるラインなのは当然です。この、空気中にあるラインを減らすことで風の影響を減らすことができます。
このためにロッドを低い位置で構えることが基本です。普段は立ってエギングをする場合でも、しゃがむことで低くできます。カーブフォールの時などにロッドを立てている方も、ロッドをさびいたりリールを巻くなど、ロッドを低くするような操作をします。
管理人はあまりしませんが、ロッドティップを海中に突っ込む方法もあります。

◆風を利用する
風の強さが一定なら、わざとロッドを立ててラインを風にあてて、フォール速度を遅くする方法もあります。風が止んだ時に自動的にフリーフォールになります。

◆道具の選択
空気抵抗を受けにくい細いPEを使う方法もあります。
向かい風ではロケッティアまたはロケッティア化チューンしたエギだと飛距離が伸ばせるそうです。

潮の流れが速い、横に流れている

管理人の住む山陰地方はあまり潮が速くないので、この分野は得意ではありませんが説明します。

◆立ち位置を工夫する
潮の流れる方向としてベストなのは、自分の立ち位置から払い出していく潮です。
払い出しの潮は、エギが潮に引っ張られるためカーブフォールや水平移動でテンションをかけやすくなり、アタリを感じやすくなります。また、フォールの時もエギの姿勢が安定します。さらに、エギが手前に寄りにくいので、探る時間を多く確保できます。
潮が横に流れている場合、投げた後にこのような状況になるように向きを変える方法があります。
図は完全な払い出しの潮ではないのですが、払い出しの潮に近い角度で釣るようにしています。

また、あまり人がいない堤防などでは、潮の流れといっしょに歩きながら釣る方法もあります。
そこまでの激流なら管理人はエギングを諦めるので、実際にやったことはありません。

◆道具を工夫する
潮が速かったり、横に流れていてエギが流されているようなら、ディープタイプのエギを使ったり、、糸オモリを巻くなどディープチューンをする方法があります。
また、水の抵抗を受けにくい細いPEを使う方法もあります。

◆ドリフトさせて遠くを探る

潮に乗せて、キャストでは届かない遠方にエギを送って探る方法です。
ただし、エギの操作が難しく、エギを送っているつもりがラインだけが出ていることになりかねません。
管理人はドリフトはほとんどしませんので、他のホームページや雑誌等を参考にしてください。

波が高い

◆フリーフォールで
波が高いときにカーブフォールや水平移動などラインにテンションを張ったフォールを用いると、ラインが波にもっていかれてフォールが安定しませんので、フリーフォールで釣ります。
なお、ボトムにステイさせているときはラインを張り気味にしていると、適度な誘いになることもあるようです。ただし、波に引っ張られて根掛する恐れも高くなります。

サスペンドタイプのラインを使い、波の影響を受けにくくする方法もあります。

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